台湾花蓮は魅力がいっぱい!日本人建築家設計のスタバもあるよ【旅行記】
こんにちは。昨日の太魯閣旅行記に引き続き、本日は花蓮を紹介したいと思います。
花蓮ってどんなところ?
花蓮は中国語でホワァーリェン(Hua1lian3)と発音します。台湾の東側に位置する人口約11万人の地域です。大部分が山岳地帯で平地は1割程度です。住民はほぼ平地に集中しています。
先住民のアミ族の土地であったこの土地に1851年に初めて漢人が入植しました。日本統治時代には地名が花蓮に改められ、花蓮港が開設されました。日本人移民の玄関口として、また、商業港として栄えた都市です。
台北からのアクセスは、急行列車の太魯閣號、普悠瑪號を使えば2時間ちょっとです。また、飛行機であれば、台北松山空港から花蓮空港まで約35分で到着します。
花蓮旅行記
スターバックス 洄瀾店
2018年オープンのスターバックス洄瀾(ホェイラン)店は、港町の花蓮とイメージがマッチしたコンテナを積み上げたユニークなデザインです。日本人の建築家、隈研吾さんが外観を設計したことで日本でもちょっと話題になりました。
内部はコンテナハウスの無骨な壁を上手に活用したおしゃれな空間になっています。
サイドからの写真です。夜になると少し違った表情を見せてくれます。
液香扁食店
液香扁食店(イエシャンビエンスーディエン)は、1934年創業の花蓮で最も有名なワンタン屋です。メニューはワンタンスープ(70元)のみ。
具は豚肉のみで、スープにはセロリとフライドオニオンが入っています。素朴ながらも味わい深いスープは台湾ならではの味です。
ところで、扁食という言葉にあまり馴染みがない方も多いのではないでしょうか。中華圏ではワンタンは地域によって呼称が違うようです。一般的な中国語では「餛飩(フェンドゥエン)」、広東語では「雲吞(ワンタン)」、台湾や福建省などの閩南語使用地域では「扁食(ビエンンスー)」、四川・重慶では「抄手」(チャオショウ)といいます。日本におけるワンタンは広東から入ってきましたので、呼称は広東語に由来していますね。
東大門國際觀光夜市
花蓮最大の夜市です。「福町夜市」「自強夜市」「原住民一條街」「大陸各省一條街」の4つの夜市で構成されていて、約400のお店が軒を連ねています。
臭豆腐好きの私に妻のお姉さんの旦那さんがお勧めしてくれたのがここのお店です。人気店のようで、多くお客さんで賑わっていました。(店名は分からず。店番号はA-40です)
カリカリに揚げた臭豆腐にキャベツとニンジンの漬物がドッサリ。ソースは少し甘めでした。東大門夜市に訪れて、台湾B級グルメを味わいたい方にはオススメです。
承億文旅花-蓮山知道
今回私たちが宿泊したの台湾鉄道花蓮駅から徒歩7分ほどの「承億文旅花-蓮山知道(ホテルデイプラス)」です。入り口では愉快な謎のキャラクターが出迎えてくれました。
ホテル内は落ち着いた雰囲気で、客室もそこそこの広さがあります。きれいに清掃されていて気持ちよく宿泊することができました。
朝食はバイキング形式です。洋食・中華・和食とさまざまスタイルの料理が揃っています。
花蓮駅
移動は車でしたが、花蓮駅にも立ち寄りました。ここは2018年10月にリニューアルオープンした比較的新しい駅です。自然豊かな花蓮らしく、山や木をモチーフにしたという現代的なデザインが素敵です。
花蓮のご当地キャラ「幸福紅面鴨(幸せの赤い顔をした鴨)」もいます。台湾は日本と似ていて街にはキャラクターで満ち溢れています。
七星潭
花蓮駅から15キロほどの場所にあるコバルトブルーの海が見られるという七星潭(チーシンタン)へも行きました。
当日は残念ながら大雨で、綺麗な景色には程遠かったのですが、透き通った美しい青い海はこの目で確認することができました。
編集後記
今回は、花蓮の観光スポットの一部を紹介しました。
台北には日本時代の和洋折衷建築が多く残っておりますが、花蓮にも日本に関するスポットがたくさんあります。1913年創業の酒工場をリノベーションしたアートスポットの「花蓮文化創意産業園區」、日本統治時代に市民の憩いの場であった「松園別館」、かつて日本の将校たちが住んでいた「將軍府」など、日本人の私としてとても気になる場所ばかりです。
本当はこれらの観光スポットにも行きたかったのですが、私たちの旅のプランは、1日目に太魯閣と花蓮観光、2日目に宜蘭へ移動という欲張りスケジュールでしたので、今回はやむなしということになりました。
また、いつか花蓮には来たいと思います。
以上