「麺屋つばき」台湾まぜそば発祥の直系店で美しく彩られたまぜそばに舌鼓(@大阪心斎橋)
こんにちは。
免疫力を付けなければならないご時世となった今日この頃。みなさんは何か対策をしていますか。もちろん、私はにんにくです。今では香辛料として使用されているニンニクですが、中国から日本に伝来してきた8世紀ごろには、消化機能の改善や鎮痛、解熱などの滋養強壮剤と使われていたと言われています。
そんなわけで本日は、生のにんにくを大量に摂取できる「麺屋つばき」の台湾まぜそばを紹介したいと思います。
「麺屋つばき」とは
「麺屋つばき」は、名古屋にあります台湾まぜそば発祥の店「麺屋はなび」の直系店です。(右側の写真に「麺屋はなび」直系店と書いているのが見えると思います)
台湾まぜそばをご存知でない方に簡単に説明すると、台湾まぜそばとは、唐辛子とニンニクを効かせたミンチを極太麺に乗せたスープなし麺のことです。その名前から台湾の料理と思われがちですが、名古屋が発祥です。当時「麺屋はなび」の店主が新メニュー開発のためにひき肉をラーメンに入れたところ、スープに合わずに廃棄しようとしました。しかし、当時のスタッフが捨てるのはもったいないと思い、そのひき肉を麺の上に乗せて食べてみるとこれがとても美味しかったそうです。この出来事をきっかけに、台湾まぜそばが誕生しました。
話は戻って大阪の「麺屋つばき」についてですが、このお店は2度も移転をしております。2015年に「麺屋はなび」直系店として北新地に華々しくグランドオープンしましたが、テナント契約の関係で翌2016年にホストクラブが建ち並ぶ心斎橋の繁華街のど真ん中に移転。このときは、席数4席ほどの仮店舗でした。そして、2017年に現在の地に移り、現在まで営業をされております。
「麺屋つばき」メニュー
主なメニュー
- 台湾まぜそば:980円(人気No.1)
- 濃厚担々麺:980円(人気No.2)
- DX台湾まぜそば:1,350円
- 塩らーめん:980円
- キミスタ:980円
- カレー台湾まぜそば:980円
- 塩味玉:1,080円
台湾まぜそば以外の通常のスープありラーメンもあります。台湾まぜそばは辛めですので、辛いものが苦手な方は「キミスタ」がオススメです。キムチやチーズの追加できますが、スタンダードでもいろいろな味がする台湾まぜそばなのに、このようなトッピングをしたら口内がクレイジーな状態になってしまいそうです。
おみやげ
お持ち帰りは麺大盛りで1,000円。また、配達もやっているようです。そういえば、Uber Eatsのメニューでも見たことあるような気がします。
実食レポート
入店
まずは券売機で食券を買いましょう。大阪ミナミではお馴染みの4ヶ国語対応です。交通系ICカードでキャッシュレス決済にも対応しています。
1階はカウンター席のみ、2階にはテーブル席があります。
台湾まぜそばの食べ方
まぜそばの食べ方
- レンゲと箸を使って具がこぼれないようによくまぜます
- 生のニンニクを入れるとガツンときて更においしくなります
- 「さば粉」を入れると和テイストが深まり更においしくなります
- 「自家製昆布酢」を少量いれるとさっぱりとして甘みがでます(入れすぎに注意!)
- これが大事!麺を食べ終わったらどんぶりに残ったタレや具の中に「追い飯」(少量のご飯)を投入してよくまぜて
完 食 !
いざ、実食!
ラーメンオーバービュー
私が今回注文したのは「台湾まぜそば」です。ニラ、魚粉、ネギ、きざみのり、ニンニク、台湾ミンチ、生卵の黄身がトッピングされています。(ニンニク多めで注文)
麺を食べ終わった後に残りの具と一緒に食べるための追い飯は初めから付いています。台湾まぜそばを見て毎回思います。「世界一華やかで美しいラーメンだと」。
麺はモチモチの極太麺です。タレが麺によく絡むように、湯切りをするときにザルに麺を押し付けて、麺にわざと傷を入れています。
醤油ベースのタレにニンニクの味がガツンと舌を刺激します。これに加えてニラ、のり、台湾ミンチの味が口の中いっぱいに広がり、口内が爆発しそうなうまさです。
カウンター調味料
テーブルには魚粉(さば粉)と唐辛子、自家製昆布酢があります。昆布図は是非とも試してほしいです。少し入れると甘みが増して、さっぱりとした味に変化します。
追い飯
麺を食べ終わって余った具には追い飯を入れて、最後の最後まで台湾まぜそばを楽しみます。
編集後記
刺激的な味が大好きな私には直球ど真ん中の本命汁なし麺でした。他系列のお店でも台湾まぜそばを食べたことはありますが、さすが発祥店直系です。私が食べた中では「麺屋つばき」が1番だと思います。
なお、日本では定番となった台湾ラーメンや台湾まぜそばは、実は台湾では食べられません。おそらく台湾の肉味噌(炸醬(ザージァン))に似た唐辛子とニンニクの入ったミンチを使用していることから、台湾〇〇というネーミングになっているのだと思います。外国のものを取り入れてさらにハイレベルなものへ昇華させるのは日本のお家芸ですね。車や家電が良い事例ですが、料理の世界においてはラーメンがそうです。
台湾人の妻に、台湾の料理ではないのに、台湾という名前が付いているこの料理についてどう思うか尋ねてみると「台湾を宣伝してくれていいんじゃない」とのこと。台湾人は合理的ですね。勝手に名前を使わないでほしいと怒るかと思いました。
台湾は最近メディアでもよく取り上げられていて、今最も日本で注目されている国(地域)になっていますね。行きたい旅行先ランキングでNo.1ですし、タピオカミルクティーも毎週のように新規オープン店を見かけるほど大流行しています。私の住む大阪でも台湾まぜそば(まあ、名前だけですが)を提供するお店もどんどん増えていっているようです。台湾人の妻を持つ私としてはとても嬉しいことです。これからも、日本と台湾が共に発展してしていくことを期待しています。
こんな人におすすめ
- 台湾まぜそば未経験の人。(まずは試してみてください。未知の味でクセになると思います)
- 激しく刺激的でダイナマイト級の味が好きな人。
- 翌日にデートがない人。
- ちょっと刺激的な味が食べたいファミリー層。(テーブル席ありです)
基本情報
- 店名:麺屋つばき
- 所在地:大阪市中央区東心斎橋1-16-11
- アクセス:大阪メトロ心斎橋駅より徒歩4分、同長堀橋駅より徒歩5分
- 営業時間:昼11時〜16時、夜18時〜翌7時、日曜祝日は20時まで通しで営業
- 定休日:なし
- 支払方法:現金、交通系ICカード
- 席数:37席
- 禁煙/喫煙:全席禁煙
以上